2014年04月02日

まだしんどい

心身ともまだまだ。

吉野弘の「奈々子に」という詩を読み返していて

ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ。

というのに心をうたれた。

なるほど心を病むというのは
自分をを愛することができなくなるってことなんだなあ。
おれなんか今、自分のことを8から9割は愛せていないもの。

詩や歌ってときどきなぐさめになりますね。
「生まれてきてよかった」とブログには書いておこう。


奈々子に    


赤い林檎の頬をして
眠っている 奈々子
 
お前のお母さんの頬の赤さは
そっくり
奈々子の頬にいってしまって
ひところのお母さんの
つややかな頬は少し青ざめた
お父さんにも ちょっと
酸っぱい思いがふえた。
 
唐突だが
奈々子
お父さんは お前に
多くを期待しないだろう。
ひとが
ほかからの期待に応えようとして
どんなに
自分を駄目にしてしまうか
お父さんは はっきり
知ってしまったから。
 
お父さんが
お前にあげたいものは
健康と
自分を愛する心だ。
 
ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ。
 
自分を愛することをやめるとき
ひとは
他人を愛することをやめ
世界を見失ってしまう。
 
自分があるとき
他人があり
世界がある。
 
お父さんにも
お母さんにも
酸っぱい苦労がふえた。
苦労は
今は
お前にあげられない。
 
お前にあげたいものは
香りのよい健康と
かちとるにむずかしく
はぐくむにむずかしい
自分を愛する心だ。



posted by T野 at 04:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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